三男(小学生:1年)が幼稚園に通っていた頃の話です。
その頃、三男と仲良く遊んでくれる
小学4年生と小学2年生の姉妹が近所にいました。
小学生が幼稚園児と遊んでいても面白いのかな…と思ったりしていたのですが、
毎日のように遊んでくれていました。
で、ある日、
その姉妹の母親から電話がかかってきました。
電話の内容は、
その姉妹が数十本のマジックと大量のお菓子を持って帰ってきたので、
どうしたのか?…と聞くと、
○○君(うちの三男)から五千円を貰ったので、
そのお金で買った…と言うので電話をしました…との事でした。
うちの三男は幼稚園児です。
五千円どころか1円も持たせていません…^^;
電話を受けた妻は、
「三男に確認して、あとで電話します」と言って、
とりあえず電話を切ったらしいです…^^;
妻は、三男に○○ちゃんにお金を渡したのか?…と聞くと、
三男は、渡していないと言い張っていたようです。
しかし、妻は三男の言う事がイマイチつじつまが合わないような気がして、
同じ事を繰り返し繰り返し何回も聞いていたようです…^^;
なんと、3時間もかけて…^^;
で、妻は、
三男が家からお金を持ち出しているような気がしたらしく、
兄弟達に、自分のお金がなくなってないか調べてくるように言って、
子供達が自分達の財布を確認しに行こうとしたとき、
三男がおもむろに、
○○(長女:中学1年生)の財布から五千円を盗ったと白状したらしいです…^^;
当然、これで事態が解決した訳ではありません。
何故、五千円もの大金を持ち出して、
その姉妹に渡したのか…を問い詰めなければなりません。
それを妻が三男に聞くと、
今度は、あっさりと理由を言いました。
三男曰く、
その姉妹にお金を持ってこいと言われた…との事でした。
(もしかして、イジメられてた…???)
今までも、何度かお金を持ってくるように言われていて、
三男がイヤがると
その姉妹が三男の腕を噛んだりしてくるので、
今まで何度か兄弟のお金を盗んで持ち出した事があると白状したようです。
確かに、それまでに腕に噛まれたあとが残っていた事が数回あったようです。
妻は、
三男の腕に残っている噛まれたあと
(青くアザになるくらいのヒドさだったようです)を発見するたびに、
三男に、誰に噛まれたのか?…と聞くと、
その姉妹だと言っていたらしいです。
小さな子供同士のケンカにしては、ちょっとヒドイな…とは思いながらも、
お互い様だったりするのかな…と思って、
姉妹の親には何も言わなかったらしいです。
(三男は、毎日その姉妹と遊ぶ事を喜んでいるようだったので、
妻は、三男がイジメられてるとは思ってもいなかったようです…^^;)
で、それまで、
兄弟の財布に入っていた百円玉がなくなっている…
というような事が数回あったらしいのですが、
なんと、お金が無くなるたびに犯人は私になっていたらしいのです。
私がタバコ等を買うときに、
小銭がなくて盗っているのでは…という事になっていたらしいです…^^;
だいたい親が子供の金を盗るハズがないやろ!…と思うのですが…^^;
しかし、とりあえず今回の事件のおかげで、私への疑惑は晴れたようです…^^;
というか、問題はそんな事ではありません…^^;
三男の言っている事が本当なのか…?
怒られまいとして、
その姉妹にお金を持ってこいと言われたとウソを言っているのか…?
初めの話では、
三男は、家からお金を持ち出していない…と言い張っていたので、
妻としても、にわかに三男の話を信じる訳にもいかず、
相手の親に三男の言った事を伝えるにしても、
いい加減な事を言えないので、
また、何回も何回も、
本当にその姉妹に脅されていたのかを問いただしていたようです。
で、最終的に三男が言うには、
1:姉妹に、お金を持って来いと言われた。
2:長女の財布から五千円札を一枚盗って家を出た。
3:その五千円札を姉妹に渡した。
4:その姉妹と一緒に文房具店へ行った。
5:三男は文房具店の前で待っていて、姉妹が店に入りマジックを数十本買った。
(三男は店の前で待っていた…。これが妻にとっては後々重要な事になります)
6:姉妹は、三男が五千円渡す前に、すでに五百円玉を2枚持っていた。
7:お菓子を買ったのは、三男は知らない。
という訳で、
何回同じ質問をしても、上記の1~7を繰り返し言うので、
とりあえず、三男の言う事を信じる事にして、妻は姉妹の母親へ電話をしたようです。
今度は、姉妹の母親が姉妹にもう一度真相を聞いてみる…という事になって、
こちらは姉妹の母親からの連絡待ちになりました。
しばらくして、姉妹の母親から電話がかかってきました、
姉妹の母親が姉妹に確認したところ、
姉妹は、うちの三男にお金を持って来いとは言っていないとの事でした。
姉妹の話では、
1:うちの三男にお金を持って来いと言った事はない。
2文房具店に行ったとき、うちの三男も一緒に店に入ってマジックを買った。
(三男も一緒に店に入った…。これが妻にとっては後々重要な事になります)
3:お菓子を買ったときも、うちの三男は一緒にいた。
その他に、
姉妹のお母さんが確認したところ、
マジックの代金とお菓子の代金を差し引いたおつり以外に、
姉妹は五百円を2枚持っていて、
その五百円玉を何故持っているのかを聞いたところ、
1枚は拾って、もう1枚は知らないオジサンに貰ったと言っているとの事でした。
その姉妹の母親も、
イマイチ姉妹の言っている事が信じられないような感じだったようです
いずれにしても、
うちの三男が持っていた五千円を姉妹が使った事は間違いないので、
とりあえずお金は返します…という事で電話を切り、
しばらくしてから、旦那さんと奥さんがうちに来てお金を返してくれました…^^;
親同士は、お互いに角の立つ言葉を使わないように、
気を付けて喋るような感じだったようで、
お互いに、自分の子供の言っている事も相手の子供が言っている事も、
イマイチ信じきれないもどかしさを残したままだったようです…^^;
まぁ、
姉妹の親にすれば、
自分の娘がそんな事をするハズない…と信じたいでしょうし、
私の妻にすれば、
実際に、三男の腕の噛まれたあとの青いアザを何回も見てる事ですし、
三男が、初めのうちはお金を盗っていた事を隠していたのは、
真相を白状すると、
また姉妹に噛まれたりしてイジメられると思って言えなかったのでは…、
と考えたりもしたようなので
三男の話に多少なりとも信憑性を感じていたでしょうし…^^;
でも、結局は何が真実かは分からないままです…^^;
小学生低学年と幼稚園児の話なので、
お互いの言ってる事が、
イマイチよく分からないという事もあり仕方ないかな…という感じです…^^;
ただ、妻としては、
何がどこまで本当なのか分からないままだったので、
翌日、文房具店に行って、
昨日マジックを大量に買った姉妹の事を店主に聞いたところ、
店に入ってきたのは、姉妹だけで男の子は店の外にいた…との事だったらしいです。
少なくとも、
姉妹のウソがひとつ発覚しました。
でも、妻は、
姉妹の母親には、その事は言っていないようです。
姉妹と三男が文房具店に一緒に入ったかどうかなんて、
どうでもいい事のように思えるかも知れませんが、
妻としては、
自分の息子を信じてやってもいいのだと思える事実が
見つかっただけで満足したようです…^^;
で、妻は、
とりあえず長女に五千円を返したらしいです…^^;
長女(中学生:1年)は、
マジックとお菓子で返されたらどうしよう…と考えていたようで、
五千円が戻ってきて、ホッとしていたらしいです…^^;
さすがにマジックとお菓子で返ってくる事はないやろ…^^;
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